ニキビ肌を治すために洗顔しないほうがいい?

ニキビを悪化させるよくある原因として、ニキビを治そうと頑張って洗顔しすぎて皮脂を取りすぎる・刺激を与えてしまうことがあります。肌をいくら清潔にしてもしすぎることはないだろう、という考えに基づいて陥りがちな落とし穴ですが、皮脂は肌にとって絶対に必要なものですので、落としすぎると皮膚が乾燥を察知して逆に皮脂分泌量を増やし、結果的には逆効果になってしまうのです。このことを踏まえてか否か、最近ではニキビができたら全く洗顔しないという治療法まであります。実際のところ、洗顔しないというのはニキビにとってどうなのでしょうか。

 

これはその人の肌質にもよるので、一概には言えないところもあるのですが、基本的には洗顔しないニキビ対策はベストとは到底言えません。ニキビは進行すると患部が炎症を起こす「赤ニキビ」の状態となりますが、この直接の原因となっているのが酸化した皮脂です。酸化した皮脂には雑菌が大量に繁殖するため、毛穴奥の免疫機構と増殖した雑菌が戦って炎症を起こし、赤ニキビの状態となります。洗顔をせずに放置するということは、分泌された皮脂が酸化してもそれを放置することとなりますが、酸化した皮脂にはやはり雑菌が繁殖するため、ニキビの中に雑菌を増やす原因にもなりますし、新たなニキビを作る原因にもなってしまいます。

 

それまでとにかく皮脂を落としまくる誤った洗顔を行っていた人が、逆に洗顔をしなくなるとニキビの経過が良くなったように感じられるかもしれません。しかしそれは肌に大きな負担をかけるよりはマシというだけの話であり、適切に肌に優しい洗顔を行うのがベストであることは言うまでもありません。